これは建物の床を支える束柱(つかばしら)
というものですが、地面から上がってきた
白アリに食害されているのがわかります。
【拡大写真】
木に白い砂のようなものが付いていますが、
これは蟻道(ぎどう)といって白アリの通り道です。
この写真は、床を支えている束柱(つかばしら)から大きく横に
伸びている太い角材(大引=おおびき)にかけて白い砂のような
ものが写っているかと思いますが、これは蟻道(ぎどう)といって
白アリの通り道です。
横に伸びている太い角材(大引き=おおびき)に
白い砂のようなものが付着しているのがわかり
ますがこれは、とても大きい蟻道(ぎどう)です。
ここまで大きい蟻道(ぎどう)は、大変珍しいです。
地面というか地中からまっすぐに上へ蟻道(ぎどう)が
伸びているのがわかります。
これは、建物の基礎から土台にかけて地中からまっすぐ上に
蟻道(ぎどう)が伸びているのがわかります。
蟻道の下はどうなっているのか、蟻道の白い砂を削ってみると、
このように、木はカステラ状になっていました。
この写真は、床下から床上へと白アリによる食害が拡大していったものです。
壁をはがしたら、中の木材は、ほとんどカステラ状にスカスカになっていました。
かろうじて食害をまぬがれた箇所には、ドリルで穴を開け防蟻剤を注入します。
こうすることで食害の進行をくい止めることが出来ます。